2012年01月24日 (火) | 編集 |
日本人は卵好きだと言われます。

Fried Egg / Matthew Murdoch
日本卵業協会によると、一人当たり年間300個ほどの卵を消費しているそうです。
日曜日と祝祭日以外はほとんど毎日食べてるって感じでしょうか。。
その例に違わず私も大好きです。
なので現在糖質制限食を実践している私にとっては卵が食べてもOKな食品であることはありがたいです。
糖質がかなり少ないですからね。
でも、これだけ卵が食べられているのに、一方で世間的には卵はコレステロールを上げるから控えようとか、1日1個までとか言われたりします。
実際はどうなんでしょう。
●食物から得たコレステロールはほとんど影響しない
卵を1日に3つも4つも取るとコレステロールを上げるって思いがちですが、実はこれ違うようです。

nuclear eggs / theilr
というか、このコレステロールが多い食べ物は控えた方がいいっていう説の根拠になった実験自体が、まったく科学的な根拠がないものなのだそうです。
それは、100年ほど前にロシアの学者さんがうさぎにコレステロールを与えたところ、そのうさぎはコレステロールが沈着して動脈硬化が起こった、というもの。
なぜ、これがそのまま採用されて、世の中の常識になっているのかがほんと不思議です。
まあ、世の中、そのようなことだらけとも言えますが。。
コレステロールは体内でも合成されています。
肝臓がその役割を担っています。
正常な人の血液中には卵350個分のコレステロールが含まれているといいます。
肝臓が常に合成して血液に送っているんですね。
そして血液中に含まれているコレステロールの約8割が肝臓から作られたものだそうです。
だから実は卵をたくさん食べたところで、体内のコレステロール量にはあまり影響を与えないといえます。
糖を断つことで糖尿病などの治療をされている荒木裕先生は、著書の中で1日に5個でも10個でも食べていいといっています。
日本でも昔、1日10個の卵を食べる実験が行われた結果、血中のコレステロールの数値はほとんど変わらなかったといいます。
1日10個はさすがに多いような気もしますが。。
とはいえ、卵はタンパク質も豊富で栄養価が高いので、特に1日1個まで、なんて気にせずに食べたいように食べればいいのかもしれません。
●コレステロールは高くてもいいのかも
あと、総コレステロール値は低い方がいいとも言われますよね。
でもだからとって、薬で安易に下げてしまうのはちょっと違う気もします。
コレステロールって健康な体を維持するために欠かせない栄養素なんです。
まず細胞膜の構成成分でもあります。
細胞膜によって、細胞は内と外がしっかりと分けられています。

Sell membrane / 140264jd
しかし、ただ外と内を隔てているのではなく、外からの有害物質などの侵入は阻止しながらも、必要な栄養素を取り込んで細胞の正常な活動を支えてもいるのです。
人間は約60兆個の細胞でできた、いわば細胞集合体ですから、1つ1つの細胞がしっかりしていないと、当然元気な体や心は保てません。
その1つ1つの細胞にコレステロールが欠かせないわけですから、その重要性はいわずもがな、というところです。
他にも、食物から摂取した脂肪の消化・吸収を助ける胆汁酸、いろいろなホルモンの材料としても使われています。
善玉、悪玉なんて分けられたりもしていますが、本来善玉も悪玉もない、っていう意見も多くあります。
ほんとに怖いのは、活性酸素によって酸化された酸化コレステロールで、これが血管壁にくっついて動脈硬化の原因になったりするともいわれます。
むしろ、総コレステロールは高い方が死亡率が低いなんていう研究結果もでているぐらいです。
世間的な常識って、実は間違っているってことが結構あったりするので、すぐに信用してしまう前に、一度自分でしっかり調べてみた方がいいかもしれませんね。
とまあ、いろいろ言いましたが、私的には卵は1日2、3個ぐらいは毎日食べようかと思ってます。
大好きですからね。。
糖分はとりすぎている一方で、ビタミン、ミネラルもそうですが、実はタンパク質不足な人も多いのではないかという話もよく聞きます。
3大栄養素の一つでありながら、みんななぜかビタミンやミネラルばかりを気にしている。
もちろんそれも大事なわけですが、タンパク質は体のあらゆる部分の構成材料ですから、やっぱりこれをおろそかにしてはいけないと思います。
豊富なたんぱく源としては、お肉がいいわけですが、価格的なことも考えると、卵は安価で安定もしてるので、無理なくとれるたんぱく源といえそうです。
とにかく、まあ卵はしっかり食べましょう、ということですね。
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Fried Egg / Matthew Murdoch
日本卵業協会によると、一人当たり年間300個ほどの卵を消費しているそうです。
日曜日と祝祭日以外はほとんど毎日食べてるって感じでしょうか。。
その例に違わず私も大好きです。
なので現在糖質制限食を実践している私にとっては卵が食べてもOKな食品であることはありがたいです。
糖質がかなり少ないですからね。
でも、これだけ卵が食べられているのに、一方で世間的には卵はコレステロールを上げるから控えようとか、1日1個までとか言われたりします。
実際はどうなんでしょう。
●食物から得たコレステロールはほとんど影響しない
卵を1日に3つも4つも取るとコレステロールを上げるって思いがちですが、実はこれ違うようです。

nuclear eggs / theilr
というか、このコレステロールが多い食べ物は控えた方がいいっていう説の根拠になった実験自体が、まったく科学的な根拠がないものなのだそうです。
それは、100年ほど前にロシアの学者さんがうさぎにコレステロールを与えたところ、そのうさぎはコレステロールが沈着して動脈硬化が起こった、というもの。
結局、草食動物のうさぎにコレステロールを与えて、その結果を人間にそのまま当てはめることが間違いだったわけですね。ウサギによる高コレステロール食品の摂取は自然界においては非常に稀であり、無論酵素等も少ないといえる。そのためウサギにコレステロールを投与した場合、そのまま血中コレステロールに反映して濃度が急上昇することがわかった。アニチコワらの実験は草食動物に卵を与える実験であって、雑食動物に対する結果ではないが、人間にもウサギと同様の作用を生じるとの誤解が生まれる原因となった。(wikipediaより)
なぜ、これがそのまま採用されて、世の中の常識になっているのかがほんと不思議です。
まあ、世の中、そのようなことだらけとも言えますが。。
コレステロールは体内でも合成されています。
肝臓がその役割を担っています。
正常な人の血液中には卵350個分のコレステロールが含まれているといいます。
肝臓が常に合成して血液に送っているんですね。
そして血液中に含まれているコレステロールの約8割が肝臓から作られたものだそうです。
だから実は卵をたくさん食べたところで、体内のコレステロール量にはあまり影響を与えないといえます。
糖を断つことで糖尿病などの治療をされている荒木裕先生は、著書の中で1日に5個でも10個でも食べていいといっています。
日本でも昔、1日10個の卵を食べる実験が行われた結果、血中のコレステロールの数値はほとんど変わらなかったといいます。
1日10個はさすがに多いような気もしますが。。
とはいえ、卵はタンパク質も豊富で栄養価が高いので、特に1日1個まで、なんて気にせずに食べたいように食べればいいのかもしれません。
●コレステロールは高くてもいいのかも
あと、総コレステロール値は低い方がいいとも言われますよね。
でもだからとって、薬で安易に下げてしまうのはちょっと違う気もします。
コレステロールって健康な体を維持するために欠かせない栄養素なんです。
まず細胞膜の構成成分でもあります。
細胞膜によって、細胞は内と外がしっかりと分けられています。

Sell membrane / 140264jd
しかし、ただ外と内を隔てているのではなく、外からの有害物質などの侵入は阻止しながらも、必要な栄養素を取り込んで細胞の正常な活動を支えてもいるのです。
人間は約60兆個の細胞でできた、いわば細胞集合体ですから、1つ1つの細胞がしっかりしていないと、当然元気な体や心は保てません。
その1つ1つの細胞にコレステロールが欠かせないわけですから、その重要性はいわずもがな、というところです。
他にも、食物から摂取した脂肪の消化・吸収を助ける胆汁酸、いろいろなホルモンの材料としても使われています。
善玉、悪玉なんて分けられたりもしていますが、本来善玉も悪玉もない、っていう意見も多くあります。
ほんとに怖いのは、活性酸素によって酸化された酸化コレステロールで、これが血管壁にくっついて動脈硬化の原因になったりするともいわれます。
むしろ、総コレステロールは高い方が死亡率が低いなんていう研究結果もでているぐらいです。
世間的な常識って、実は間違っているってことが結構あったりするので、すぐに信用してしまう前に、一度自分でしっかり調べてみた方がいいかもしれませんね。
とまあ、いろいろ言いましたが、私的には卵は1日2、3個ぐらいは毎日食べようかと思ってます。
大好きですからね。。
糖分はとりすぎている一方で、ビタミン、ミネラルもそうですが、実はタンパク質不足な人も多いのではないかという話もよく聞きます。
3大栄養素の一つでありながら、みんななぜかビタミンやミネラルばかりを気にしている。
もちろんそれも大事なわけですが、タンパク質は体のあらゆる部分の構成材料ですから、やっぱりこれをおろそかにしてはいけないと思います。
豊富なたんぱく源としては、お肉がいいわけですが、価格的なことも考えると、卵は安価で安定もしてるので、無理なくとれるたんぱく源といえそうです。
とにかく、まあ卵はしっかり食べましょう、ということですね。
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