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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
糖質制限で脂肪がどんどん燃える
2012年01月25日 (水) | 編集 |
糖質制限食をしていると、肉や魚、野菜などをモリモリ食べていても、どんどん痩せてくるという体験をされる方が多いようです。

江部先の著書のタイトルにも「満腹ダイエット」という言葉が入っているものもあります。

お腹一杯食べて、我慢しないで痩せられるなんてウソみたいな話ですが、実際多くの方が体験されているわけです。

私も最近少し、お腹のぽっこり感が小さくなってきたように思います。

糖質制限食ってなんでこんなに痩せるんでしょうか。


エネルギー生成システムが切り替わる
人間が体を動かすためにはエネルギーが必要です。

頭で考えたり、物を食べたり、しゃべったりなどすべての活動に対して必要です。

自動車でいうところのガソリンですね。


Missouri Energy Summit / University of Missouri System


人間の基本的なエネルギー源としては、

・ブドウ糖-グリコーゲン
・脂肪酸−ケトン体


の2つがあるそうです。

私を含めて、ブドウ糖がメインのエネルギーだと思っていた人も多いかと思います。

しかし、脂肪酸-ケトン体のエネルギーシステムをメインとして働かせるのが、人間の本来の姿だといいます。

心臓や内蔵などの筋肉もエネルギー源として、脂肪酸-ケトン体をメインに使っているといいます。

しかし、糖質を多くとることで、ブドウ糖-グリコーゲンのエネルギーシステムがまず作動するようになります。

そうすると脂肪酸-ケトン体システムがあまり働かなくなってしまうんですね。

そこで、糖質を制限することで、脂肪酸-ケトン体のシステムを働かせるようにしていきます。

糖質があまり入ってこないわけですから、エネルギーを供給するために、脂肪細胞に溜まっている中性脂肪がどんどん分解されていくわけです。

また、血糖値を上げるのは糖質だけです。

血糖値が上がるとすい臓のランゲルハンス島というところから、インスリンを放出します。

インスリンは上がった血糖値を下げる役割をするホルモンです。

インスリンは血液中にだぶついた糖分を肝臓や筋肉に取り込む作用をします。

そのままエネルギーとして利用したり、ブドウ糖が複数集まった「グリコーゲン」として貯蔵したりします。

ただ、肝臓や筋肉に貯められるブドウ糖は250gほど。

それでも余ったブドウ糖は今度は脂肪細胞に溜め込まれます。

糖質をたくさん取りすぎると、ブドウ糖を中性脂肪にして、脂肪細胞にどんどん溜め込んでいきます。

こういったことで血糖値は下がりますが、肥満も助長されます。

この作用からインスリンは別名「肥満ホルモン」とも呼ばれます。

糖質制限をすると、インスリンを必要とする高血糖の状態を避けられるのですから、インスリンが大活躍する場面は訪れません。

なので、脂肪もどんどん使われていきます。


ケトン体と糖新生
他にも痩せるメカニズムとして「ケトン体」と「糖新生」があります。

ケトン体というのが、いろいろ勉強してみても、未だにあんまりよく分かりませんが。。

脂肪酸が分解されたときにできる物質だといいます。

糖質制限を行うと、このケトン体が尿の中や、呼気中にでてくるそうです。

このケトン体がカロリーを持っていて、それがたくさん出ることでも痩せる効果を促進しているようです。

一般的に血液中のケトン体の上昇は良くないとされているようですが、江部先生は生理的な上昇と病理的な上昇では違いがあり、生理的な上昇はぜんぜん問題ないといいます。

このあたりが余計に難しいですよね。

まだまだ勉強しないといけませんね。。


あともう一つ、「糖新生」。

これは肝臓でアミノ酸や脂肪酸などからブドウ糖を作り出すシステム。

外からの糖質の摂取が減るので、その足りない分をまかなおうとして、こういうシステムがあるそうです。

これが結構エネルギーを使い、これによっても痩せる効果に勢いが増す、といった感じでしょうか。

この糖新生があるので、わざわざ外から大量に糖分を摂取する必要はないのかもしれませんね。

主食を抜いて極力、糖質を避けたとしてもほとんどの食べ物に多少なりとも糖質は含まれているので、それだけで充分ではなかと思います。


糖質を多くとってしまうと、「エネルギーシステムによっての脂肪分解促進」、「インスリン放出が少ない」、「ケトン体の排泄」、「糖新生が行われない」という作用がすべてないわけですから、どうしても体脂肪(中性脂肪)を溜め込むほうにいってしまうんですね。

逆に糖質制限するだけで、これだけの作用が連動しておこるわけですから、食べてもどんどん痩せていくってのも納得です。

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