2017年07月16日 (日) | 編集 |
ダイエットをする上で基本的なことを知っておく必要があります。

Metering 106 / cogdogblog
以前は「高カロリーなほど太りやすい」というのが定番でしたが(今でもそう思っている人も多いかも)、でも今は「高糖質な食生活ほど太りやすい」というのがよく知られるようになってきました。
そしてどちらが正しいかという議論もいろいろとありますが、理論的に考えても経験的に考えても、私としては「高カロリー」よりも「高糖質」であるほうが太りやすいと自信を持っていえます。
もちろん、だからといって単に糖質を減らせばいいわけではなくて、その分タンパク質源のお肉や魚、卵などもしっかりとる必要がありますし、野菜もがっつり食べたいところ。
糖質制限で健康的に痩せるなら、糖質制限の基本的な理論を体に叩きこむぐらいの意気込みで「体得」する必要もあるとは思っています。
なんでもそうですが、「中途半端な理解」で得られる結果は当然「中途半端な成果」にしかなりませんからね。
これは食生活でも同じこと。
で、じゃあなぜ糖質制限で痩せるのか。
これには「血糖値」が大きく関わっています。
糖質制限をされている方にはお馴染みかと思いますが、そうでない方に向けて、「血糖値とダイエットの関係」をちょっと書いてみたいと思います。
●太るホルモン「インスリン」
「血糖値」というのは、血液中に含まれている「ブドウ糖」の濃度を表す数値。
この「ブドウ糖」は、体内でも必要最低限の量は作られますが、基本的には私達が日々食べている食べ物に含まれている「糖質」が分解されて出来たものです。
糖質がたっぷり含まれている食べ物で体表的な食べ物といえば、砂糖、ご飯、パン、うどん、ラーメン、お餅など。
これらを食べると、これらの食物に含まれている「糖質」は胃腸でどんどん消化(小さく分解されていく)されて、最終的に「ブドウ糖」として腸壁から体内に吸収されて、そして肝臓を経て血液に入り込んでいきます。
なので、食べ物に含まれている糖質が多いほどに、血糖値も上がりやすくなる。
でも、血糖値が高いことは体にとって決して良いことではありません。
「高血糖」は体にとって様々な害があるので、それを速やかに下げるために、膵臓という臓器から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
そして、そのインスリンが血液中のブドウ糖を体中の細胞にエネルギーを作る材料として受け渡すことで、その結果「血糖値」が下がってきます。
で、これだけなら別段問題はないのですが、体中の細胞にブドウ糖を受け渡してもまだ血液中にブドウ糖が余っている場合、つまり、人一倍「高血糖状態」である場合は、これまたインスリンの働きによって、今度はその残りのブドウ糖は「中性脂肪」に変換されて体中の「脂肪細胞」に取り込まれていきます。
この流れが加速すると、これがいわゆる「肥満」です。
それゆえ、インスリンは別名「肥満ホルモン」と言われます。
「太るホルモン」とも言ったりしますね。
こういった流れで体脂肪が蓄積されていきます。
特に血糖値が、より急激に上がるような食べ物(砂糖、小麦粉、白米、果糖ぶどう糖液糖など)は、より太りやすいんです。
なぜかというと、急激な高血糖を引き起こす食べ物自体、糖質の量が多いものもありますが、それに加えて、血糖値が急激に上がるほどに、それを処理するために肥満ホルモンである「インスリン」も、より多く分泌されるようになります。
そうなると、過剰に分泌されてインスリン(肥満ホルモン)によって、血液中のブドウ糖が根こそぎ「中性脂肪」として取り込まれてしまいます。
またその弊害として、肥満が加速すると同時に、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎて「低血糖」になってしまう。
まあ「低血糖」の問題は、話がそれるので今回はやめておきます。
とりあえず、現代人の多くは、今の食環境から考えても、「常に血液中にブドウ糖が余っている状態」であると思うので、それゆえ「肥満」の人が多いのだと思います。
一見痩せているよう見えても、お腹だけはぽっこりしている人はかなり多く、そういった体型の人も正確には「肥満」といえますから、実質的には、特に30代以降の人のほとんどが肥満であるといえるかもしれませんね。
「血糖値は痩せると下がる?」と聞かれたことがありますが、これは原因と結果が逆で、「血糖値が下がると痩せる、痩せやすくなる」のほうが正しいです。
タンパク質でも間接的に血糖値がそれなりに上がることもありますし、食べ物の脂肪もそれ単体では体脂肪になることはほとんどないですが、「脂肪と糖質」の組み合わせによって食べ物の脂肪がそのまま体脂肪となってしまったりすることもあります。
しかし、やはり一番太りやすい原因は、先ほどの原理のとおり「糖質(ブドウ糖)のとり過ぎ」。
なので、その糖質のとり過ぎを戒める「糖質制限」はやはりダイエットには絶大な効果があるといえますね。
ただ、先にも言ったとおり、糖質制限も「扱い方」によって良くも悪くもなりますから、糖質制限を取り入れるのであれば、徹底的に糖質制限の理論を学ぶことが欠かせないと思います。

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以前は「高カロリーなほど太りやすい」というのが定番でしたが(今でもそう思っている人も多いかも)、でも今は「高糖質な食生活ほど太りやすい」というのがよく知られるようになってきました。
そしてどちらが正しいかという議論もいろいろとありますが、理論的に考えても経験的に考えても、私としては「高カロリー」よりも「高糖質」であるほうが太りやすいと自信を持っていえます。
もちろん、だからといって単に糖質を減らせばいいわけではなくて、その分タンパク質源のお肉や魚、卵などもしっかりとる必要がありますし、野菜もがっつり食べたいところ。
糖質制限で健康的に痩せるなら、糖質制限の基本的な理論を体に叩きこむぐらいの意気込みで「体得」する必要もあるとは思っています。
なんでもそうですが、「中途半端な理解」で得られる結果は当然「中途半端な成果」にしかなりませんからね。
これは食生活でも同じこと。
で、じゃあなぜ糖質制限で痩せるのか。
これには「血糖値」が大きく関わっています。
糖質制限をされている方にはお馴染みかと思いますが、そうでない方に向けて、「血糖値とダイエットの関係」をちょっと書いてみたいと思います。
●太るホルモン「インスリン」
「血糖値」というのは、血液中に含まれている「ブドウ糖」の濃度を表す数値。
この「ブドウ糖」は、体内でも必要最低限の量は作られますが、基本的には私達が日々食べている食べ物に含まれている「糖質」が分解されて出来たものです。
糖質がたっぷり含まれている食べ物で体表的な食べ物といえば、砂糖、ご飯、パン、うどん、ラーメン、お餅など。
これらを食べると、これらの食物に含まれている「糖質」は胃腸でどんどん消化(小さく分解されていく)されて、最終的に「ブドウ糖」として腸壁から体内に吸収されて、そして肝臓を経て血液に入り込んでいきます。
なので、食べ物に含まれている糖質が多いほどに、血糖値も上がりやすくなる。
でも、血糖値が高いことは体にとって決して良いことではありません。
「高血糖」は体にとって様々な害があるので、それを速やかに下げるために、膵臓という臓器から「インスリン」というホルモンが分泌されます。
そして、そのインスリンが血液中のブドウ糖を体中の細胞にエネルギーを作る材料として受け渡すことで、その結果「血糖値」が下がってきます。
で、これだけなら別段問題はないのですが、体中の細胞にブドウ糖を受け渡してもまだ血液中にブドウ糖が余っている場合、つまり、人一倍「高血糖状態」である場合は、これまたインスリンの働きによって、今度はその残りのブドウ糖は「中性脂肪」に変換されて体中の「脂肪細胞」に取り込まれていきます。
この流れが加速すると、これがいわゆる「肥満」です。
それゆえ、インスリンは別名「肥満ホルモン」と言われます。
「太るホルモン」とも言ったりしますね。
こういった流れで体脂肪が蓄積されていきます。
特に血糖値が、より急激に上がるような食べ物(砂糖、小麦粉、白米、果糖ぶどう糖液糖など)は、より太りやすいんです。
なぜかというと、急激な高血糖を引き起こす食べ物自体、糖質の量が多いものもありますが、それに加えて、血糖値が急激に上がるほどに、それを処理するために肥満ホルモンである「インスリン」も、より多く分泌されるようになります。
そうなると、過剰に分泌されてインスリン(肥満ホルモン)によって、血液中のブドウ糖が根こそぎ「中性脂肪」として取り込まれてしまいます。
またその弊害として、肥満が加速すると同時に、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎて「低血糖」になってしまう。
まあ「低血糖」の問題は、話がそれるので今回はやめておきます。
とりあえず、現代人の多くは、今の食環境から考えても、「常に血液中にブドウ糖が余っている状態」であると思うので、それゆえ「肥満」の人が多いのだと思います。
一見痩せているよう見えても、お腹だけはぽっこりしている人はかなり多く、そういった体型の人も正確には「肥満」といえますから、実質的には、特に30代以降の人のほとんどが肥満であるといえるかもしれませんね。
「血糖値は痩せると下がる?」と聞かれたことがありますが、これは原因と結果が逆で、「血糖値が下がると痩せる、痩せやすくなる」のほうが正しいです。
タンパク質でも間接的に血糖値がそれなりに上がることもありますし、食べ物の脂肪もそれ単体では体脂肪になることはほとんどないですが、「脂肪と糖質」の組み合わせによって食べ物の脂肪がそのまま体脂肪となってしまったりすることもあります。
しかし、やはり一番太りやすい原因は、先ほどの原理のとおり「糖質(ブドウ糖)のとり過ぎ」。
なので、その糖質のとり過ぎを戒める「糖質制限」はやはりダイエットには絶大な効果があるといえますね。
ただ、先にも言ったとおり、糖質制限も「扱い方」によって良くも悪くもなりますから、糖質制限を取り入れるのであれば、徹底的に糖質制限の理論を学ぶことが欠かせないと思います。
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