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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
日本人はインスリン分泌能力が弱い
2012年01月25日 (水) | 編集 |
※2017年7月18日記事更新

日本人やアジアの人たちは、欧米人に比べて糖尿病になりやすいといわれます。


Saint-Quentin / colros


糖尿病のカギを握るのはすい臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。

日本人はこのインスリンを作り出す能力が弱いようなのです。


欧米人に比べるとすい臓のその能力は半分ぐらいとも言われます。

脂肪が蓄積していくのは、糖質を含む食べ物を食べて、血糖値が上がり、それを下げるためにインスリンが出るからです。

肝臓や筋肉に血液中のブドウ糖を渡して、それでも余った分が脂肪細胞に中性脂肪として蓄えられるんです。

なので、糖質を多くとるごとに、それによってインスリンが多く分泌され肥満になっていきます。

日本人はこのインスリン分泌が弱い。

ということは、高度に太ってしまう前に、インスリンが出なくなって糖尿病になってしまうんです。

そしてそれ以降は痩せていく。

細胞が栄養源のブドウ糖を取り込めないから。

私達日本人やアジア系の人々に比べて、欧米人に高度な肥満の人が多いのはインスリンを出す能力が高いからといえます。

糖質をたくさんとって血糖値がいくら上がっても、タフネスなすい臓はどんどんインスリンを放出します。

そして脂肪として蓄えます。

脂肪細胞は際限なく取り込むといいますから、ガンガン太っていくわけです。

だから欧米人には、私達からみれば、規格外のような大きな人が多くいたりするのでしょうね。

国際的な肥満基準となっているBMI指数というのがあります。

・体重÷身長÷身長

で計算します。

このBMIでは日本人は25以上が肥満、アメリカでは30以上が肥満となっています。

これを見ても日本人は肥満に弱いといえますね。

何かの本で読んだのですが、アメリカでは、太りすぎて動けなくなり、家を壊してクレーン車で運んでもらっていたという人もいたそうです。

笑えるような笑えないような話ですね。。

この日本人の体質の特性から考えると、白米やパン、麺類(ラーメン、うどん、パズタ)などの小麦粉食品を主食とし、1日3食毎食食べている現代の食生活はかなり私達のすい臓に負担を与えているのかもしれませんね。

肝臓と同じく、すい臓も「沈黙の臓器」と呼ばれます。

なかなか症状が現れないんですね。

糖分をとりすぎている食事にもひたすら耐えてガンバっているんです。

そのすい臓が悲鳴を上げたときは、もう手遅れであるかもしれません。

そうなる前に、今の食生活を見直す必要があると思います。

糖質制限食は、糖尿病患者だけでなく、現代の多くの人の「健康維持」のためにもかなり有効な食生活といえるかもしれませんね。

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