コラーゲンは「20代前半」など、若いうちから意識してとったほうがいい？

炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。

2017年11月13日 (月) | 編集 |

Yahooの知恵袋を見ていると、人によって

・コラーゲンは若いうちからとったほうがいい
・コラーゲンは若いうちにとると体によくない

といった、真逆の情報をそれぞれ信じてどうすればいいのか悩んでいる方もおられるみたいですね。

これって、実際はどうなのでしょうか。

●体内で「コラーゲン」をしっかりと作れるような「食生活」を心がけていればいいと思います
この場合のコラーゲンとは、たぶん「コラーゲンサプリ」や「コラーゲンドリンク」などのことをいうのだと思います。

そして、それらサプリや健康食品などでコラーゲンを意識的に摂取することを、「若いうちから」したほうがいいのかどうか。

例えば、20代前半、遅くても20代後半などの年齢から「コラーゲン」を意識的にとるようにする。

そうすることで、３０代、４０代、５０代、そしてそれ以降の年齢になっても、「実年齢よりも若々しい肌」を保つことができている？

でも、反対に「コラーゲンを早く取るとよくない」という意見もある。

何が正しいのか。

私の意見としては、「コラーゲンを体内でしっかりと作れるように、体内の栄養状態を良くする食生活を日々心がけていればそれで十分」だと思っています。

特別なことをする必要はなく、本当に必要なことを「日々、地味にコツコツやる」だけでいいと思います。

実にツマラナイ答えかもしれませんが、なんでもそうですが、物事の本質ってとてもシンプルで地味なものですからね。

「美肌」においてもそれは当然当てはまります。

コラーゲンをサプリなどで摂取することについては、「そのコラーゲンがそのまま体内でコラーゲンとして使われることはない」といったような意見もあります。

確かに「コラーゲン」はたんぱく質の一種であり、なので「たんぱく質」は基本的には胃腸で消化されて「アミノ酸」にまで分解されるので、その時点で「コラーゲン」ではなくなります。

そして、そのアミノ酸は腸から体内に吸収されますから、サプリなどで取り入れたコラーゲンがそのまま私達の体のコラーゲンとして使われることはないと思います。

まあ、それでもコラーゲンの材料となるアミノ酸を摂取できる意味では、コラーゲンサプリなどを取る意味は多少はあるかもしれません。

ただ、「真の美肌」を求めるのであれば、常に体の栄養状態を万全にしておけるような食生活を意識していれば、体内で健康的なコラーゲンもきちんと作られます。

「コラーゲンは歳をとると減少する」みたいな情報にあまり囚われず、惑わされずに、そういったことを気にする以前にまずは体内で健康的なコラーゲンを常に作り出せるような「栄養状態」にしておくことを意識する。

体が常に健康であれば、それは十分に可能。

その健康を保つために「日々の食生活」をしっかりと見直す。

それだけです。

また、コラーゲンを気にしているという人は、基本的には「美肌」を意識されているのだと思いますが、でも美肌のためには単に「コラーゲンさえ取ればそれでOK」ということでもないです。

私達の体は当然、コラーゲンだけで作られているわけではないですし、「肌」を構成している成分もコラーゲン以外にもたくさんあります。

でも、体の栄養状態が良ければ、きちんと体は自動的にそういった「美肌環境」を整えてくれます。

人間の体には常に「健康な状態に戻ろうとする機能」がそなわっています。

「ホメオスタシス」というやつですね。

肌も常に健康な状態にさせようと体は頑張っています。

肌の健康な状態、それがすなわち「美肌」です。

コラーゲン単体で考えるのではなく、まずは「体全体の健康」を考えることが美肌に確実につながってきます。

牛肉、豚肉、鶏肉などのお肉類や卵、魚介類などの動物性食品を普段からしっかりと食べていれば、体内でコラーゲンをしっかりと作り出すことも含めて、「美肌を保つ」ために必要な栄養素もまんべんなく摂取できます。

もちろん、大豆製品や野菜などの植物性食品も大事です。

いろいろ調べてみるとわかりますが、「実年齢よりも若々しい人」のほとんどはやはり普段の食生活を大事にされています。

そして、特別なことをほとんどしていない。

スキンケアもシンプル。

「やるべきことを日々コツコツとやることが美肌につながる」ことを理解されているのだと思います。

「いつまでも実年齢よりも若々しい美肌」を保ちたいのであれば、派手な宣伝文句に躍られずに、盲目的に情報を信じ込まずに、どの情報にしても常に「疑ってみる姿勢」は大事だと思いますね。