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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
脳はエネルギー源としてケトン体も使える
2012年02月03日 (金) | 編集 |
私たちは脳の栄養素は「ブドウ糖」のみと教わってきました。

だから朝ご飯もちゃんと食べないと、エネルギー不足で頭が働かなくなるし、エネルギー源として砂糖やチョコレートもいいですよ、みたいにいわれたりもしていました。

でも実は脳が使えるエネルギー源は「ブドウ糖」だけではないんです。「ケトン体」という物質も使えるんです。

私はこの糖質制限を知る前に、断食療法にもちょっと興味を持っていていろいろ勉強していました。その中で、少食・生菜食療法の大家と言われる、故・甲田光雄先生が著書の中で「ケトン体」のことを言われていたんです。

断食をしていると、脳はケトン体を優位に使うようになると。

ブドウ糖だけじゃない
断食ほど極端なものではなくても、糖質制限食や少食、プチ断食なども結局は糖質の摂取をある程度制限することになります。

外からのブドウ糖補充が断たれると、脂肪酸が分解されてケトン体が生成されます。これが脳でもどんどん使われるようです。

甲田先生によると、ケトン体の主成分は「βヒドロキシ酪酸」というもの。胎児や出生後の乳児期の赤ちゃんたちの脳はケトン体も使っているという研究結果もあるそうです。ケトン体の方がより使いやすい状態になっているといいます。

脳の発育をよりよくするためには、ブドウ糖だけではなく、ケトン体も同時に使ったほうがよいのだとか。母乳にも、βヒドロキシ酪酸が多く含まれているそうです。

これはなにか、ケトン体を脳で使うことの重要性を示唆しているようですね。


メインエネルギーは脂肪
江部先生が著書でもおっしゃられていますが、人間のメインとなるエネルギーは「脂肪酸-ケトン体」のほうだといいます。

ブドウ糖しか使えない赤血級などの細胞もありますが、それはごく一部。ほとんどの細胞は脂肪をエネルギー源として利用できます。

・人類の食の歴史
・体内に蓄積されている糖質と脂肪の量の違い
・血糖値の調整システム


など、いろいろな面から、その考察をされていますが、どれも納得できるものばかり。

人間のメインエネルギーが脂肪だと考えると、脳がケトン体を使うのも実はとても自然なことなのではないかと思うのです。

断食をすると、よく頭が冴えてくる、本がスラスラ読める、記憶力が良くなるなどの体験談をよく聞きます。

断食して頭が冴えるのも、本来のエネルギー源が供給されて脳が喜んでいるのではないかと。私としてはそのように考えてしまいます。。
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