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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
399万年VS1万年
2012年02月08日 (水) | 編集 |
人間の体は糖質を主食とするような体のシステムになっていない。

だから糖質制限食をする必要があり、それこそが人間にもっとも適した食生活である。

というのが、糖質制限をする意味であり、必要でもあるということです。

人類の歴史はいろいろ言われますが、仮に400万年とすると、399万年は狩猟・採集が食糧確保の主流だったと思います。

しかし、それだけでは増加する人口を養っていくことはできないため、穀物を生産するようになったんでしょう。

そういった糖質食品を多くとるようになったのは、わずか一万年ほど前からだといいます。

もちろん、1万年でも途方もなく長い歴史ですが、人類の長い歴史からみればつい最近ともいえます。

399万年VS1万年


/ paparutzi


日本人もお米を主食としてきた長い歴史があり、それは事実ではあります。

しかし、体の仕組みなどから考えるとやはり糖質を制限することのほうが体にとって優しい食生活であるように思えてなりません。


血糖値の調整システム
血糖値を調整するシステムをみてもそう思います。

・血糖値を下げるシステムはすい臓から作られる「インスリン」というホルモンのみ

・血糖値を下げるシステムは肝臓でアミノ酸や脂肪からブドウ糖を作る「糖新生」というシステム、グルカゴン、エピネフリンなどのホルモン、副腎皮質ステロイドホルモンなど複数ある(なぜ糖質がいけないのか

現代のようにこれだけ糖質をたくさんとるようになれば、それを体内で処理するだけの強固なシステムが必要なはずです。

1万年もあれば、徐々にそれに対応するような遺伝子が形成されていてもおかしくないはず。

日本人でも2000年以上もお米を主食として食べてきたんですから、体がそれに対応するようになっていても不思議ではないはず。

血糖値を上げるのは糖質だけです。

でも、やっぱりたくさん糖質を食べて上がった血糖値を下げるシステムは一つだけです。

すい臓のβ細胞から放出される「インスリン」のみ。

この機能がダメになると、ほとんどの各細胞が、運動などをする以外にブドウ糖を細胞内に取り込めなくなります。

そして血糖値が上がって尿から漏れだします。

ここ、50年ほどは特に、精製炭水化物が主食として大量に食べられるようになったので、これがさらに血糖値を急激に上げます。

そしてその処理にすい臓が酷使されています。

この仕組みに代替システムがないというのは、やはり人間が糖質を主食とするのにはまだ早すぎるともいえます。


糖尿病以外でさまざまな症状が良くなっていることもその証拠かも
糖尿病対策として劇的な効果を出している「糖質制限食」ですが、その副産物というか、それ意外にも、いろいろな症状がよくなったというような効果を感じている方々も多いようです。

肌がキレイになった、ツルツルになったというのはよく聞きますね。

糖質制限で糖尿病を克服した、2人の作家さん(宮本輝・桐山秀樹)もそのようなことを著書の中でいっていました。

髪の毛が太くなった、生えてきたなどの話もあります。

糖尿病を糖質制限食で治した作家たち

アトピーにも有効であると、江部康二先生は著書で言われていますし、江部先生のブログの書き込みには「尋常性乾癬」という皮膚の病気が良くなったといった報告もあったそうです。

桐山秀樹氏は、毎冬に悩んでいたというふくらはぎの下の部分にできる「尋常性乾癬」が見事に消えてしまったのだそうです。

糖質制限食でうつ病が改善する可能性もいわれています。

糖質を制限したことが体内の代謝機能改善につながり、血流も良くなって各細胞が元気になる。

それが病気や不快症状を治す力として、いろいろな部分に現れたんでしょうね。

もちろん、こういった回復は、糖質制限を実践した全員におこるわけではないと思います。

個人差もありますし、食事の内容、食べ方でもいろいろ変わってくるでしょう。

ただこういう改善例などをみても、「399万年VS1万年」では、やはり399万年に軍配が上がるような気がしますね。

本来の糖質をあまりとらない食生活に体が喜んでいるのかもしれません。

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