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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
最近のお米はより血糖値を上げやすいらしい
2012年02月10日 (金) | 編集 |
最近、ちょくちょく聞く話ですが、近頃のお米って、以前よりも消化吸収がされやすいものが多くなっているといいます。消化吸収されやすいということは、血糖値を上げやすいということでもありますね。

アミロースとアミロペクチン
お米の主成分はでんぷんです。でんぷんは「多糖類」で、ブドウ糖や果糖などの「単糖類」が複数連なってできたもの。その単糖類のつながり方には主に以下の2種類あるといいます。

・アミロース
アミロースは、一直線上につながったもの。

・アミロペクチン
アミロペクチンは、まず太い幹のようなものがあって、そこからたくさん枝分かれしているもの。

でんぷんを食べると、咀嚼中にアミラーゼというでんぷんを分解する消化酵素がでて、小腸で吸収される前にも、α-グルコシダーゼが放出されて、単糖類まで消化されて吸収されます。吸収するには単糖類まで分解しないといけません。

消化するときは、その糖質のつながりを断ち切っていくわけですが、一直線上に連なっているアミロースは端から順番に切っていかないといけません。その分消化に手間がかかります。

一方で、アミロペクチンは、その端っこ、末端が複数あるわけですから、いっぺんに分断していくことができます。その分消化吸収もスムーズで血糖値の上昇も速くなります。

最近のお米は、この消化吸収されやすいアミロペクチンが含まれているものが多くなっているのだそうです。おいしさ、甘さなどの口当たりの良さを追求してどんどん品種改良していったことで、そういう傾向になっていったようです。

ちなみにもち米もこのアミロペクチンが多いそうです。近頃はもちもち感のあるお米が人気があったりしますが、これらもアミロペクチンが多めで比較的血糖値をあげやすいものなのかもしれません。

私ももちもち感は昔から大好きなんですけどね。。でも糖質制限を始めてからは控えてます。1度食べだすと止まらなくなりそうだし。。


本当に体に優しい栄養素を重視した食べ物が食べたい
最近の食べ物というのは、どうも甘さ、おいしさなどの口当たりのよさや、見栄えなどばかりが重視されているように感じます。

まあ、そういう食べ物を求める人が事実たくさんいるわけですから、しょうがない部分もあるのかもしれませんが。

でも、それらばかりが重要視されて、肝心な「体に与える影響」という視点が抜けてるように思います。日々の食べ物によって私たちの体は作られているわけですから、当然その食べ物の質によって、心と体のパフォーマンスも変わってくるはずです。

お米にしても、「日本人の主食はお米」という常識を単に受け入れるだけではなく、それが自分の体に与える影響というものも、1度じっくり考える必要があるかもしれません。今の時代はとくに、自分でよく考えて食べる物を選んでいかないといけないと思いますね。
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