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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
グリコーゲンの貯蔵量ってこんな少ない
2012年02月10日 (金) | 編集 |
余った糖質が体内で蓄えられるときは、「グリコーゲン」という形で貯蔵されます。ブドウ糖が複数くっついた状態になっています。主に、肝臓や筋肉に蓄えられています。血液中のブドウ糖が少なくなったときに、グリコーゲンが分解されて、ブドウ糖として供給されます。

一般的にはブドウ糖は、人間の主要エネルギーと言われていますから、さぞかしたくさんのグリコーゲンを蓄える能力があるかと思いきや、以外なことにかなり少ないようなんです。

グリコーゲン少なっ!
例えば体重50㎏ぐらいの人で、約250gほどのグリコーゲンが蓄えられているといいます。

カロリーに換算すると、1000キロカロリーほど。1日分のエネルギーも補えませんよね。江部先生は本気で運動すれば、わずか1、2時間しかもたないといっています。

かたや同じく50kgで体脂肪率が20%ぐらいあった場合。20%ぐらいがだいたい平均ぐらいでしょうか。で、一グラムの脂肪は9キロカロリーの熱量があります。計算すると、

・50000g×0.2=10000g
・10000g×9キロカロリー=90000キロカロリー


90000キロカロリーもあります。江部先生の著書にあるように、一日の熱量を1800キロカロリーとすると、約2ヶ月分ぐらいのエネルギーを蓄えていることになります。

・1000キロカロリー
・90000キロカロリー

すごい差ですよね。これをみるとどう考えても、江部先生が主張される「脂肪酸やケトン体」が主要エネルギーというのが正しく思えます。というかこれしか考えられないな~。。


心臓も脂肪酸・ケトン体がメイン
実際、心臓の筋肉(心筋)や骨格筋、脂肪細胞などは、主に脂肪酸やケトン体を使っているといいます。

これらの細胞は「グルコーストランスポーター」の中の「グルット4」という種類を持っています。ブドウ糖を取り込む専用の入り口です。その中でもいろいろな種類があって心臓の細胞などは「グルット4」を持っています。

「グルット4」は普段は細胞の中にいて、血糖値が上がってインスリンが出たときや、運動で筋肉が収縮したときのみに表面に出てきてブドウ糖を取りこめる仕組みになっています。脂肪酸やケトン体は、特にそういったものは必要なく取りこめるようです。

心臓なんて、全身に血液を送るために常に活動しているわけです。生命の活動源ともいえます。その心臓が特定のパターンのみでしか取りこめないブドウ糖を主要エネルギーにするなんてとてもできないと思いますね。あっという間に心臓停止してしまいます。

脂肪酸やケトン体がメインエネルギーであるからこそ、それらをいつでも取りこめ、安定した活動できるんでしょうね。

体の仕組みをじっくり考えながら観察してみると、いろいろ本質がわかってきますね。
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