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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
体内でブドウ糖を作り出せる 糖新生
2012年02月12日 (日) | 編集 |
糖質制限食は糖質を極力控える食事法ですが、かといって私達の体が「ブドウ糖」を必要としていないわけではありません。

脳も「ブドウ糖」だけがエネルギー源ではありませんが、もちろんブドウ糖も使います。赤血球や網膜、角膜、水晶体は「ブドウ糖」しか使えないらしいので、やっぱり糖質は必要です。

まあ、「スーパー糖質制限食」を行って3食とも主食を抜いたとしても、ほとんどの食べ物には、ある程度は糖質が含まれているわけで、実際はその分だけの糖質で十分とも考えられます。

また、もし食物からの糖質が極端に減った場合でも、体内には「糖新生」という仕組みによって、血糖値は保たれるようにできてます。

肝臓でアミノ酸やグリセロールなどからブトウ糖を作り出すことを「糖新生」といいます。グリセロールはトリグリセリド(中性脂肪)が分解してできた物質です。断食をしたときもこの糖新生の活動が活発になるようです。この場合も外部からの糖質摂取がなくなるわけですからね。

ただ、断食だと体が「飢餓モード」になってしまいます。「飢餓モード」になると、体は少ない食物からのエネルギーで生命を維持しようします。

「節約モード」になるわけですね。エネルギーを節約するには「基礎代謝量」を減らすのが一番です。基礎代謝量は筋肉に比例します。筋肉が少なくなれば節約モードになります。

筋肉はタンパク質でできています。たんぱく質を構成しているのはアミノ酸。ということで、脂肪よりもアミノ酸を積極的に糖新生に利用しようとします。

ムダな脂肪を落としたいのに、結果的に以前と同じ量を食べると、よりエネルギーを蓄えやすい、要するに太りやすい体質になってしまうわけです。

糖質制限では、糖質を減らしてタンパク質や脂肪をしっかりとります。「飢餓モード」にもなりませんから、タンパク質は体の構成材料として、脂肪はエネルギーとしても積極的に使われていくようになるのだと思います。

この糖新生自体、結構エネルギーが必要なようですから、そのエネルギー確保のために、脂肪細胞に蓄積された脂肪がどんどん使われていくことでしょう。

断食をすると、体調が良くなったり、頭が冴えてきたりというような話をよく聞きますが、それを考えると「糖新生」がある程度活発に稼働している方が本来の姿なのかもしれませんね。
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