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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
きんつばの方が血糖値を上げにくい?
2022年12月28日 (水) | 編集 |
以前、「糖質=甘いものだけじゃない」という記事を書きました。

タイトルそのままに、単に「味覚的に甘いかどうか」だけでは糖質が多いか少ないかを判断することはできないよ、ということを書いたわけですが、それに関連するようなものを本を読んでて見つけたので、ちょっと紹介してみようかと思います。


きんつばと白米
「GIの値」を知れば糖尿病はよくなる!」という本を読みました。

「GIの値」を知れば糖尿病はよくなる!―食後血糖値を高くしないのがカギ!



その中で、ご飯(白米)ときんつばを食べたときの「食後血糖値」の違いを調べた実験を紹介しています。

食べたのはある学生さん。

炭水化物の量を同量にして比較。


浦和花見のきんつば / torumiwa


一般的な感覚で考えると、白砂糖も使ってる甘くておいしい「きんつば」の方が血糖値が上がりそうなイメージがありますよね。

でも、結果はご飯の方が食後血糖値が高かったんです。

きんつばで使っている白砂糖は、”ブドウ糖+果糖”の2糖類。

果糖は基本的にブドウ糖とは代謝経路が違いますから、あまり血糖値には影響しません。(ただし果糖は中性脂肪になりやすいという話もあります。)

しかも、きんつばの原材料である小豆はたんぱく質が豊富です。

タンパク質も食べすぎない限りは、あまり血糖値には影響がないとされています。

一方で、お米にたくさん含まれているでんぷんは多糖類ですが、咀嚼中や小腸で消化されてブドウ糖として吸収されます。

ブドウ糖は血糖値にダイレクトに影響します。

糖質は含まれているので、もちろんきんつばも血糖値は上がりますけど、白米と比べるとその上がり具合は低かったわけですね。


せんべいも高血糖になる?
「肉もお酒も楽しんで糖尿病が良くなる」という本も読んでみました。

肉もお酒も楽しんで糖尿病が良くなる



この本の中で、本書の担当編集者2人が、いろいろな食べ物を食べて、食後血糖値の実践レポートしている記事があります。

2人も糖尿病のようです。

健康にいいといわれているそばが思った以上に血糖値が上がったり、牛丼やカツ丼も高血糖になっています。

これらは肉ではなくて、どんぶりいっぱいのご飯の影響でしょう。

砂糖の入っていないせんべいも食べていますが、これがかなりの高血糖を記録しています。

せんべいは基本的に甘くないものが多いですが、原料がお米ですから、やはり血糖値を上げやすくなってしまうんでしょうね。

水ようかんや黒蜜寒天は意外に早く血糖値が下がっています。

果物を食べたときには血糖値は上がるけど、下がるのも結構速いという結果もでています。

私的には気になるところです。

私はちょこちょこ食べてますので。

実践されているお2人は糖尿病ということですから、健康な人が果物をある適度に食べるのは栄養的にもプラス面が多いような気もします。

果物も少しぐらいは食べたい

上記で紹介した例は、もちろん各個人の結果です。

当然個人差はありますし、同じ人でもその時の体調によっても、血糖値の状態は変わってくるでしょう。

でも、こういう個人の結果からでもある程度は参考になるものがあるのではないかと思います。

だからといって、きんつばや水ようかん、黒蜜寒天でも食べまくったらそれは血糖値の急上昇をもたらすでしょうけど。。

単純に「血糖値対策として、甘い物だけ避ければいいわけではない」というところがなかなか難しいですね。

↓血糖値対策におすすめです。
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