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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
オメガ3とオメガ6のバランスが大事
2012年02月14日 (火) | 編集 |
3大栄養素としても指定されてるように、「脂肪」は欠かせない栄養素の一つです。

脂肪=太る」というイメージが定着している感もありますが、脂肪にも体にとって必要なものとあまりとりたくないものがあります。

現代人は、というか日本人はリノール酸(オメガ6脂肪酸)をとりすぎています。

世界的に見ても、摂取している脂肪全体のリノール酸の割合はこんな感じ。

・欧米人・・・約20%
・日本人・・・約25~26%

リノール酸の摂取量は控えましょう

多いですね。


国の方針で、以前は動物性脂肪を減らして、植物性脂肪をしっかり取りましょう、みたいなのがよく言われていたようです。

テレビCMでもよく宣伝されていたようですね。

でも植物性脂肪にはリノール酸の割合が多いですから、どうしても偏ってしまうんです。

植物性脂肪でオメガ3系が比較的含まれているものといえば、エゴマ油やシソ油ですが、スーパーでもあまり見かけないような気がします。

少なくとも私の近所のお店にはありませんでした。

サラダ油、菜種油、ごま油がほとんどでしたね。

もちろん、オメガ3の含有量が多い「亜麻仁油」なんて全然見かけません。。


農耕が始まる前はバランスがよかった
農耕が世界的に始まったのはおよそ1万年前と言われています。

約200万年続いたとされる旧石器時代はオメガ3とオメガ6の割合は約1:1だったというのはわかっているそうです。

脂肪酸の比率が変化してきたのは農耕が始まってから。

それでも、その差が開いても、1:3ぐらいまでだったといいます。

そして、オメガ3とオメガ6の差が大幅に開いてきたのは約100年ぐらい前から。

オメガ6の摂取量がどんどん多くなっていったことで、その差が大きく開いていきました。

日本人がオメガ6を多くとるようになったのは、もっと最近でしょうね。

戦後から一気にリノール酸の摂取量が増えたようです。

リノール酸がコレステロールを減らすとか、動脈効果の予防になるというような研究結果をもとに日本全体で、リノール酸信仰みたいなのが高まってきたんでしょうね。

結局、オメガ3とオメガ6の比率として、どのぐらいが一番いいかは、まだまだ議論されてて結論は出ていないようです。

まあ、そうだと思います。

人間にほんとうに必要な栄養素の量なんて、正確なところはあんまりわかってないといわれていますし。

人それぞれでも違うでしょうし、その時々の体調によっても違うでしょう。

それでもある程度の目安として、数字があるとわかりやすいということはあります。

オメガ3とオメガ6、私的には農耕前の1:1が一番正常なのかなと思ったりもします。

糖質制限を学ぶようになってから、余計にそう思うようになりましたね。

とはいえ、農耕前までの1:1の比率にまで戻すのは、現代の食生活ではなかなか難しいかもしれません。

そうとう意識しないと、どうしてもリノール酸の摂取量が増えてしまいます。

魚をたくさん食べたり、エゴマ油、シソ油を使ったり、クルミを食べたりということを少しずつでも意識しながらやっていくしかないですね。

また、生野菜をある程度食べることも結構重要かもしれません。
野菜の脂肪酸割合はα-リノレン酸のほうが多め

アマニ油がもう少し安くて、しかも手軽に買えるようになれば嬉しいんですけど。

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