2012年02月16日 (木) | 編集 |
HDLを「善玉コレステロール」、LDLを「悪玉コレステロール」と言ったりします。でも、実際はどちらも必要だから体内で存在しているわけです。
善玉も悪玉もないような気もします。
●HDLとLDLの役割
・HDLコレステロール(一般的に善玉と言われる)は高比重リポタンパク質。
・LDLコレステロール(一般的に悪玉と言われる)は低比重リポたんぱく質。
コレステロールは脂肪です。脂肪は水に解けにくいので、そのままでは血液で運ぶことができません。なので、タンパク質が脂肪の運搬役となって働いていくれています。
HDLは細胞や血管壁にたまったコレステロールを回収して肝臓に戻す役目をしています。一方でLDLは肝臓から各細胞、器官に必要なコレステロールを運んでいきます。
LDLが増えると、動脈壁の内皮細胞から血管の内膜に入り込んで動脈硬化を起こします。そのため、LDLコレステロールは「悪玉」と呼ばれているんです。
●コレステロールの役割
コレステロールは、”すべて悪”のように思っている人も多いようですが、決してそんなことはありません。というかむしろ必要です。
コレステロールの役割を上げてみましょう。
・細胞膜の構成成分
・ステロイドホルモンの材料
・ビタミンDの材料
・胆汁酸の材料
ステロイドホルモンは、副腎皮質ホルモンや、女性ホルモン(エストロゲン、黄体ホルモン)、男性ホルモン(アンドロゲン)などです。副腎皮質ホルモンはストレスに対抗するためのホルモンです。欠かせませんよね。その他のホルモンももちろん。
ビタミンDは紫外線を浴びることで、コレステロールを材料に合成されます。ビタミンDは腸管での、カルシウムの吸収を高める効果があります。
●ほんとの悪玉は「スモールデンス」
コレステロール自体が悪いわけではありません。何かの本にも書いてありましたが、コレステロールはただ巻き込まれただけの被害者、というのが正しいような気もします。巻き込まれた結果、動脈硬化の場所に溜まっていたと。
実際、ほんとに悪さをするのは「スモールデンスコレステロール(sdLDL)」だといいます。「超悪玉」と呼ばれています。
以下のような状態がスモールデンスが作られやすいと言われます。
・低HDLコレステロール血症
・内臓脂肪型肥満
・糖尿病
・中性脂肪値が高い
糖質を取りすぎて、肥満傾向になることがよくないわけですね。コレステロールを悪玉、善玉と考える前に自身の食生活を見直してみた方がいいかもしれません。
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善玉も悪玉もないような気もします。
●HDLとLDLの役割
・HDLコレステロール(一般的に善玉と言われる)は高比重リポタンパク質。
・LDLコレステロール(一般的に悪玉と言われる)は低比重リポたんぱく質。
コレステロールは脂肪です。脂肪は水に解けにくいので、そのままでは血液で運ぶことができません。なので、タンパク質が脂肪の運搬役となって働いていくれています。
HDLは細胞や血管壁にたまったコレステロールを回収して肝臓に戻す役目をしています。一方でLDLは肝臓から各細胞、器官に必要なコレステロールを運んでいきます。
LDLが増えると、動脈壁の内皮細胞から血管の内膜に入り込んで動脈硬化を起こします。そのため、LDLコレステロールは「悪玉」と呼ばれているんです。
●コレステロールの役割
コレステロールは、”すべて悪”のように思っている人も多いようですが、決してそんなことはありません。というかむしろ必要です。
コレステロールの役割を上げてみましょう。
・細胞膜の構成成分
・ステロイドホルモンの材料
・ビタミンDの材料
・胆汁酸の材料
ステロイドホルモンは、副腎皮質ホルモンや、女性ホルモン(エストロゲン、黄体ホルモン)、男性ホルモン(アンドロゲン)などです。副腎皮質ホルモンはストレスに対抗するためのホルモンです。欠かせませんよね。その他のホルモンももちろん。
ビタミンDは紫外線を浴びることで、コレステロールを材料に合成されます。ビタミンDは腸管での、カルシウムの吸収を高める効果があります。
●ほんとの悪玉は「スモールデンス」
コレステロール自体が悪いわけではありません。何かの本にも書いてありましたが、コレステロールはただ巻き込まれただけの被害者、というのが正しいような気もします。巻き込まれた結果、動脈硬化の場所に溜まっていたと。
実際、ほんとに悪さをするのは「スモールデンスコレステロール(sdLDL)」だといいます。「超悪玉」と呼ばれています。
酸化したコレステロールも良くないと言われますが、スモールデンスは抗酸化物質も少ないために、酸化もしやすいといわれています。なんでこれが超悪玉かということですが、これこそが動脈硬化の原因になると言われているからです。
まず通常のLDLより小さいことで、血管内皮細胞の隙間から内膜に入り込みやすくなります。内膜にコレステロールが入り込むと、これを異物とみなした、マクロファージがやってきて貪食します。マクロファージは生体内に侵入した細菌やウイルス、新陳代謝によって死んだ細胞などを処理します。バクバク食べちゃうんですね。
で、このマクロファージがコレステロールをどんどん溜め込んで膨れ上がり、血管にコブができて血管内が狭くなります。(スモールデンスコレステロールが怖いらしい)
以下のような状態がスモールデンスが作られやすいと言われます。
・低HDLコレステロール血症
・内臓脂肪型肥満
・糖尿病
・中性脂肪値が高い
糖質を取りすぎて、肥満傾向になることがよくないわけですね。コレステロールを悪玉、善玉と考える前に自身の食生活を見直してみた方がいいかもしれません。
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