2012年02月18日 (土) | 編集 |
日本人は糖尿病になりやすいといわれますね。欧米人に規格外の肥満な人たちが多いのも、それと関連がありそうです。
●インスリン分泌能力が弱い
日本人を含む、モンゴロイド系民族は、欧米人と比べてインスリンの分泌能力が弱いといいます。欧米人の約半分ほどしかないという意見もあります。
インスリンは上がりすぎた血糖値を下げる役目を果たします。各細胞に「ブドウ糖を使ってください」といって取り込んでもらいます。それでもブドウ糖が余れば、グリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えます。
でもグリコーゲンで貯められる量はほんのわずか。それでも糖質が余ればその分は中性脂肪に変換されて脂肪細胞に蓄えられます。この細胞細胞は際限なく脂肪を取りこめるといいます。
脂肪として取り込むにはすい臓から分泌されるホルモン「インスリン」が必要です。インスリンが分泌されることで、ブドウ糖専用の入り口が細胞表面に現れます。
インスリン分泌能力が強い欧米人は、糖分をどんどん食べても、それをどんどん脂肪に変換します。インスリンがガンガンでますから。でもそれでどんどん肥満は進行します。
インスリン分泌能力が強い分、糖質をとればとるだけ肥満になります。
一方で、日本人などのモンゴロイド系。食べ物から糖質を余分に摂取していても最初のうちはインスリンが出て脂肪に変換します。しかし、分泌能力が弱いため、それでも糖質を過剰に取りつづけているとすい臓の働きが弱くなって、やがてインスリンがほとんどでなくなります。血液中に等分があふれてきます。糖尿病ですね。
つまり、欧米人のように肥満になる前にインスリン能力が衰えて糖尿病になるということです。
●倹約遺伝子
また、倹約遺伝子(肥満遺伝子)が関連しているという話もあります。飢餓に強い遺伝子とも言われます。より厳しい飢餓状態にさらされることで獲得した遺伝子のようです。この遺伝子もモンゴロイド系に多いといわれます。
エネルギーをより溜め込むほうに向かわせるんですね。
アメリカ南西部にネイティブアメリカンである、モンゴロイド系・ピマインディアンという民族がいます。この民族は以前は狩猟や農業などを営みながら運動量も豊富であり、糖尿病などもほとんどなかったといいます。
しかし、アメリカ政府から食糧の援助を受けるようになってから、肥満や糖尿病などが激増したといいます。人口の50%が糖尿病だという話もあります。
このピマインディアンも多くが倹約遺伝子を持っているとされています。脂肪を分解する遺伝子に異常が見られるようでなんです。日本人も3分の1がこの倹約遺伝子ももっているとの見方もあります。これは欧米人の2~3倍といわれるかなり高い確率ですね。
現在の生活習慣病の激増の原因として、「食の欧米化」がすべてのように言われますが、私としては単純にそうとも言いきれないような気もします。
肉や乳製品などの動物性食品をしっかり取るようになって、良質なアミノ酸がしっかり取れるようになった。それによって日本人の寿命がのびた、という意見もありそれはそれで納得できる部分もあります。
それよりは、やはり白米や小麦粉製品などの精製炭水化物を大量に摂取するようになったことが大きな問題だと思います。いわゆる「ジャンクフード」と呼ばれる食べ物も、ビタミン、ミネラル、食物繊維などは少なく、糖質や質の悪い脂肪がたっぷりです。
より糖質に弱いといえる日本人が現代のように主食をご飯として常食するのは、健康的にはあまりいいとはいえませんね。私もお米は大好きで、完全には止めてませんが、それでも以前よりは少しずつ減らしていってます。
ほんとは最初のうちに極力、糖質を控えて、一気にメインエネルギー源を脂質代謝に変えた方が楽なのかもしれませんが、なかなかできませんね。。
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●インスリン分泌能力が弱い
日本人を含む、モンゴロイド系民族は、欧米人と比べてインスリンの分泌能力が弱いといいます。欧米人の約半分ほどしかないという意見もあります。
インスリンは上がりすぎた血糖値を下げる役目を果たします。各細胞に「ブドウ糖を使ってください」といって取り込んでもらいます。それでもブドウ糖が余れば、グリコーゲンとして筋肉や肝臓に蓄えます。
でもグリコーゲンで貯められる量はほんのわずか。それでも糖質が余ればその分は中性脂肪に変換されて脂肪細胞に蓄えられます。この細胞細胞は際限なく脂肪を取りこめるといいます。
脂肪として取り込むにはすい臓から分泌されるホルモン「インスリン」が必要です。インスリンが分泌されることで、ブドウ糖専用の入り口が細胞表面に現れます。
インスリン分泌能力が強い欧米人は、糖分をどんどん食べても、それをどんどん脂肪に変換します。インスリンがガンガンでますから。でもそれでどんどん肥満は進行します。
インスリン分泌能力が強い分、糖質をとればとるだけ肥満になります。
一方で、日本人などのモンゴロイド系。食べ物から糖質を余分に摂取していても最初のうちはインスリンが出て脂肪に変換します。しかし、分泌能力が弱いため、それでも糖質を過剰に取りつづけているとすい臓の働きが弱くなって、やがてインスリンがほとんどでなくなります。血液中に等分があふれてきます。糖尿病ですね。
つまり、欧米人のように肥満になる前にインスリン能力が衰えて糖尿病になるということです。
●倹約遺伝子
また、倹約遺伝子(肥満遺伝子)が関連しているという話もあります。飢餓に強い遺伝子とも言われます。より厳しい飢餓状態にさらされることで獲得した遺伝子のようです。この遺伝子もモンゴロイド系に多いといわれます。
エネルギーをより溜め込むほうに向かわせるんですね。
アメリカ南西部にネイティブアメリカンである、モンゴロイド系・ピマインディアンという民族がいます。この民族は以前は狩猟や農業などを営みながら運動量も豊富であり、糖尿病などもほとんどなかったといいます。
しかし、アメリカ政府から食糧の援助を受けるようになってから、肥満や糖尿病などが激増したといいます。人口の50%が糖尿病だという話もあります。
このピマインディアンも多くが倹約遺伝子を持っているとされています。脂肪を分解する遺伝子に異常が見られるようでなんです。日本人も3分の1がこの倹約遺伝子ももっているとの見方もあります。これは欧米人の2~3倍といわれるかなり高い確率ですね。
現在の生活習慣病の激増の原因として、「食の欧米化」がすべてのように言われますが、私としては単純にそうとも言いきれないような気もします。
肉や乳製品などの動物性食品をしっかり取るようになって、良質なアミノ酸がしっかり取れるようになった。それによって日本人の寿命がのびた、という意見もありそれはそれで納得できる部分もあります。
それよりは、やはり白米や小麦粉製品などの精製炭水化物を大量に摂取するようになったことが大きな問題だと思います。いわゆる「ジャンクフード」と呼ばれる食べ物も、ビタミン、ミネラル、食物繊維などは少なく、糖質や質の悪い脂肪がたっぷりです。
より糖質に弱いといえる日本人が現代のように主食をご飯として常食するのは、健康的にはあまりいいとはいえませんね。私もお米は大好きで、完全には止めてませんが、それでも以前よりは少しずつ減らしていってます。
ほんとは最初のうちに極力、糖質を控えて、一気にメインエネルギー源を脂質代謝に変えた方が楽なのかもしれませんが、なかなかできませんね。。
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