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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
糖尿病ってどんな病気?
2012年02月18日 (土) | 編集 |
糖尿病という病気。私自身はまだ糖尿病ではありませんが、今までの生活を振り返るとかなり炭水化物に依存しており、予備軍ちょい手前ぐらいにはなっているような気もします。

私の身内にも糖尿病がおりますし、日本国内でも、そして世界的にも激増しているという「糖尿病」という病気が気になってます。

wikipedia
によると、

・世界の患者数・・・約1億8000万人
(2006年推定患者数)
・日本の患者数 ・・・約700万人
(2005年推定患者数)


となっています。これはたぶん糖尿病予備軍といわれる人たちの数は入ってないでしょうから、実質的にはもっともっと多いですね、たぶん。

糖尿病とは
糖尿病とは血糖値が継続的に高い状態をいいます。血糖値は血液中に含まれているブドウ糖の量です。1dl中に何mg含まれているかを測定します。大体、正常な人で、空腹時血糖値は80-100mg/dl程度だそうです。

また、空腹時には正常であっても、食後に異常な程血糖値が上がる場合にも糖尿病と判断される場合があるそうです。

こういう食後高血糖だけの場合は通常の健康診断などではなかなか発見されないそうですね。だいたい空腹時だけの血糖値を見ますから。

血糖値はすい臓か分泌される「インスリン」というホルモンによってが下がります。インスリンが体の各器官の細胞にブドウ糖を取り込むように促し、それでも余れば中性脂肪にしてエネルギー貯蓄します。

このインスリンが正常に働いている限りは問題ないのですが、例えばインスリンの分泌量が少なくなったり、もしくはインスリンを十分に出しても効き目が弱かったりすると処理されないブドウ糖が血液中にあふれてきます。

インスリンが正常に働かなくなるのは、糖質を取りすぎてすい臓を酷使した結果、インスリン分泌能力が落ちるためです。また、インスリン出しまくりで、脂肪がたくさん蓄えられるとインスリンの効き目が弱くなります。以前はただ脂肪を蓄えるだけだと思われていた脂肪細胞ですが、実はインスリンの効きを悪くする物質など、いろいろな物質を出しているということがわかってきてるんですね。

で、このインスリンが効かなくなると、エネルギー源であるブドウ糖を細胞が取り込めなくなります。脂肪やケトン体もエネルギーとして使えますが、網膜や赤血球みたいにブドウ糖しか使えない細胞もあります。

そうなると体は、筋肉や中性脂肪を分解しだします。その分解産物であるアミノ酸やグリセロールからブドウ糖を作るんです。肝臓で行われるこの仕組みを「糖新生」といいます。

人類の歴史は大半が飢餓の歴史です。食べられないことも続くわけですから、外部からのブドウ糖の供給も滞ります。それに備えて、体内でいろんな材料からブドウ糖を作る仕組みが備わっているんですね。

でも、これが続くと筋肉がどんどん分解されていくので、食べても食べても痩せてくる、という状態になってしまいます。こうなったらすでに糖尿病でもかなり重症な状態なのかもしれません。


3大合併症が怖い
やっぱり合併症は怖いです。

高血糖の状態が続くとやがて、血管がダメージを大きなダメージを受けてきます。血管の末端部分である毛細血管が傷害されて起こるのが3大合併症だそうです。

・糖尿病性腎症
・糖尿病性神経障害
・糖尿病性網膜症


この3つです。

腎症というのは、腎臓の毛細血管がやられる合併症。腎臓は血液をろ過して、不用物やゴミを尿として外に排泄する役割を果たしています。体内の水分を一定に保つ働きもありますね。

「糸球体」というところが腎臓の中心的役割をするところですが、ここは毛細血管の塊だそうです。だからここの毛細血管が侵されると、血液のろ過が正常にできなくなります。ろ過ができなくなってしまえば、その先は「人工透析」。こうなる前になんとか食い止めたいですよね。

神経障害は、それによって体の隅々まで行き渡っている末梢神経の機能が低下してきます。この合併症の発症率は40%ほどとかなり高いそうです。運動神経や知覚神経、自律神経などがありますね。

手足のしびれや下痢、便秘、立ちくらみ、痛みなどさまざまな症状がでてくるようです。

網膜症は眼の網膜の毛細血管に障害が起こり、眼底出血などを起こしたりします。ひどくなれば失明になることもあります。日本では失明する原因として、糖尿病網膜症が第2位だそうです。

自分でいろいろ学んでいるうちに、これはもっと多く人が知っておく必要があるとも感じました。現代食はより糖尿病になりやすい食生活でもありますからね。
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