2012年02月23日 (木) | 編集 |
インスリンはすい臓から分泌されるホルモンです。すい臓のランゲルハンス島という場所のβ細胞から分泌されています。血液中の糖分(血糖値)が高まったときに分泌されます。
インスリン抵抗性
「インスリン抵抗性」という言葉がありますが、これはインスリンの効きが悪くなるということ。インスリンは筋肉や心臓の筋肉などにブドウ糖を渡すことによって血糖値を下げます。
これらの細胞はインスリン作用によってブドウ糖を取り込むことになりますが、インスリン抵抗性になるとこれらの細胞がブドウ糖をあまり受け取らなくなります。
例えば、100のインスリンが出てても、実際に活用できているのは60ほど、というように。そうなれば、高血糖の状態が続いているわけですから、すい臓はさらに血糖値を下げるためにさらにインスリンを分泌します。
そうなると血液中は高インスリン血症になり、体にさまざまな害を及ぼしますし、インスリンを過剰に分泌するすい臓もどんどん疲弊してきます。
脂肪細胞が増えるとインスリン抵抗性が増す
インスリン抵抗性の原因は遺伝など、いろいろいわれているようですが、その一つとして、肥満が原因との見方もあります。
というのも、最初は中性脂肪を蓄えているだけと思われていた内蔵などの脂肪細胞が、実はいろいろなサイトカイン(生理活性物質)を分泌しているということがわかってきたからです。これらを総称してアディポサイトカインというそうです。
これらは大きく分けて、「善玉」と「悪玉」があります。
「糖質ゼロ」の食事法でしられる、釜池豊秋先生は著書「糖尿病の新常識・糖質ゼロの食事術 医者に頼らない!
」でインスリン抵抗性について以下のように述べています。
筋肉や心臓、脂肪細胞などは普段は脂肪酸・ケトン体を使っています。体内にほんのわずかしか蓄えがないグリコーゲンだけでは、例えば心臓なんかは常に活動しているわけですからとてもたりませんよね。
これらの細胞がブドウ糖を使うのは、血糖値が上がってインスリンが出たときと、激しい運動をした場合のみ。このような状態になって、はじめてブドウ糖を取り込む「グルコーストランスポーター」が細胞の表面にでて取り込むことが可能になります。
このしくみから考えても、ブドウ糖がメインエネルギーとは考えにくいですし、インスリンを起こすもの当然ともいえますね。散々耐えた上での「インスリン抵抗性」ということなんでしょうかね。
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インスリン抵抗性
「インスリン抵抗性」という言葉がありますが、これはインスリンの効きが悪くなるということ。インスリンは筋肉や心臓の筋肉などにブドウ糖を渡すことによって血糖値を下げます。
これらの細胞はインスリン作用によってブドウ糖を取り込むことになりますが、インスリン抵抗性になるとこれらの細胞がブドウ糖をあまり受け取らなくなります。
例えば、100のインスリンが出てても、実際に活用できているのは60ほど、というように。そうなれば、高血糖の状態が続いているわけですから、すい臓はさらに血糖値を下げるためにさらにインスリンを分泌します。
そうなると血液中は高インスリン血症になり、体にさまざまな害を及ぼしますし、インスリンを過剰に分泌するすい臓もどんどん疲弊してきます。
脂肪細胞が増えるとインスリン抵抗性が増す
インスリン抵抗性の原因は遺伝など、いろいろいわれているようですが、その一つとして、肥満が原因との見方もあります。
というのも、最初は中性脂肪を蓄えているだけと思われていた内蔵などの脂肪細胞が、実はいろいろなサイトカイン(生理活性物質)を分泌しているということがわかってきたからです。これらを総称してアディポサイトカインというそうです。
これらは大きく分けて、「善玉」と「悪玉」があります。
脂肪細胞が増えると悪玉とされるサイトカインが多く分泌されて、インスリン抵抗性が起こるんですね。肥満の人が糖尿病になりやすいというのもこの辺が原因の一つといえるかもしれません。その中の善玉として、「レプチン」や「アディポネクチン」があります。レプチンは食欲を抑えて、エネルギー消費を増大させます。アディポネクチンはすい臓から分泌されるインスリンの効きを良くします。
一方で悪玉とされるのが「TNF-α」や「遊離脂肪酸」。これらの情報伝達物質はインスリンの効きを悪くする物資と考えられています。いわゆる「インスリン抵抗性」になるわけですね。(糖質を取りすぎると脂肪が燃えにくい)
「糖質ゼロ」の食事法でしられる、釜池豊秋先生は著書「糖尿病の新常識・糖質ゼロの食事術 医者に頼らない!

また筋肉細胞も脂肪を貯めすぎて、パンパンに膨れ上がった脂肪細胞は苦しくて仕方がありません。脂肪細胞は脂肪を減らして身軽になりたいのですが、インスリンが脂肪の分解を阻止しますから、その思いを果たせません。仕方なしにストライキをします。インスリンの指令を拒否するのです。インスリン抵抗性は脂肪細胞の苦し紛れの生き残り戦略と考えるべきです。
私なんかは非常にわかりやすい例えだなあと思ったりしたのですがどうでしょう。筋肉細胞は脂肪酸・ケトン体を使いたいのです。しかし、横暴なインスリンが筋肉細胞に、使いたくないブドウ糖を無理やり使わせます。こんなことが何十年も続いたら、いくら従順な人々でも反乱を起こします。インスリンの圧制に対して立ち上がった庶民の抵抗運動が「インスリン抵抗性」です。
筋肉や心臓、脂肪細胞などは普段は脂肪酸・ケトン体を使っています。体内にほんのわずかしか蓄えがないグリコーゲンだけでは、例えば心臓なんかは常に活動しているわけですからとてもたりませんよね。
これらの細胞がブドウ糖を使うのは、血糖値が上がってインスリンが出たときと、激しい運動をした場合のみ。このような状態になって、はじめてブドウ糖を取り込む「グルコーストランスポーター」が細胞の表面にでて取り込むことが可能になります。
このしくみから考えても、ブドウ糖がメインエネルギーとは考えにくいですし、インスリンを起こすもの当然ともいえますね。散々耐えた上での「インスリン抵抗性」ということなんでしょうかね。
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