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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
ご飯を食べるならチャーハンが血糖値を上げにくい
2017年10月09日 (月) | 編集 |
糖質制限的生活には、まず「ある程度糖質(炭水化物)を避ける」というのが基本です。



ご飯(白米)も、その主成分はほとんど炭水化物(糖質)ですから、取りすぎに気をつけないとダイエットも上手く行きません。

しかし、それでも少量だったり、時にはご飯を食べたいときも思います。

無理なく我慢できれば一番いいわけですが、お米を食べて育ってきた私たち日本人にとっては、そうもいかないときもあるかもしません。

そういうときには、どうにか工夫して「ちょっとでも太りにくいご飯の食べ方」を考えたいところ。

そこで、「チャーハン」。

これが血糖値の急上昇を抑える効果があるといいます。


油が血糖値の急上昇を抑える
だいぶ前に購入した雑誌ですが、今でも時々読んでいる、健康雑誌「わかさ」の2012年6月号にそのような記事がありました。

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東海大学名誉教授である大櫛陽一先生が研究データとともに紹介しています。

それによると、健康的な3人を対象者として、「白米のご飯」と「油と卵で炒めたチャーハン」を食べてもらって実験をしています。

白米、チャーハンともに、76グラムで、どちらもおかずにキムチ、豆腐、イクラを付ける。

チャーハン用に使った食用油はオリーブオイル。

そして、食後120分までの血糖値の変化を30分ごとにチェック。

そのデータが載っています。

食後から30分後、60分後、90分後のどれをみても、チャーハンのほうが、血糖値の上昇が白米の半分以下になっています。

同じご飯でも、これだけ違うとちょっと驚きですね。

で、その原因は油のせいであろうとのことです。

油でしっかり炒めたことで、ご飯粒がオリーブオイルや卵の脂肪にコーティングされて、これが小腸での糖質の消化吸収を抑えたのではないかということ。


この場合、油を使うなら、バターやラードのような動物性脂肪がいいといいます。

動物性脂肪は酸化しにくく、体内でアレルギー反応を起こしにくいといいます。

動物性脂肪は飽和脂肪酸の割合が多いですからね。

これは植物性脂肪に多く含まれる不飽和脂肪酸よりも酸化しにくい脂肪です。

また、植物性のなかでもオリーブオイルは酸化しにくいですから、これを調理に使うのもいいようです。


それでも少なめに
それでも、やっぱり量はあまり食べないようにしたいところ。

ダイエットであれば特に。

「白米」よりは「チャーハン」のほうが、血糖値の急上昇をそれなりに防げることには意味はあると思います。

食後高血糖は血管をリアルタイムに傷つけるともいいますから、血管の健康状態を守る意味でも、白米よりはチャーハンのほうがまだマシでしょう。

血糖値が急上昇するほどに「太りやすくなる(体脂肪が付きやすくなる)」もなりますし。

しかし、糖質の急上昇を抑えるといっても、最終的には糖質の多くは体内に吸収されてしまいます。

チャーハンに使われているその脂肪分が、余分な糖質をからめとって体外に排出してくれる、なんていうのは多分ないだろうと思います。

食物繊維ならそのような効果もあるかもしれませんが。

なので、やはり量は少なめに。

毎日少量でもご飯が食べたい、もしくは時々ご飯が食べたくなったときにこういった工夫をすることは大事だと思います。

私もチャーハンは昔から好きでしたので、時々はこのようにして食べてみようと思います。


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