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炭水化物や糖質を適度に抑えた食生活で、お腹ぽっこり解消を目指してます。
50歳になって「痩せすぎ」になってきた。もっと太りたい
2022年01月16日 (日) | 編集 |
「痩せすぎ」が気になっているという50歳の女性の話を聞いたことがあります。

お腹周りの贅肉が気になってきて、ダイエットをしたけど、肝心のお腹の脂肪はあまり取れないままで、手足などは痩せ過ぎになってきたと。

だからもっと太りたい。

50代ぐらいから、「痩せすぎ」てくることに悩む人も少なくないといいます。

これはどうすればいいでしょうか。 


「カロリー」のことは忘れましょう
やるべきことは何よりも「食生活の見直し」なのですが、ただ、従来の考え方を少し見直す必要があります。

「食事制限」「カロリー制限」とかが、ダイエット法としては一般的かと思います。

食べ物のカロリーを重視して、そこからカロリー数を減らしていくという考え方ですね。

でもまずはこの考え方を止めましょう。

「痩せる痩せない」にカロリーは実はほとんど関係ありません。

体に脂肪が付くかどうかに直接、そして一番関連してくるのは「摂取した糖質量(炭水化物量)」です。

甘いものに含まれている「砂糖」だけではなくて、私達が主食として毎日食べている「白米」「パン」「麺類」も主成分は糖質です。

甘くなくても「糖質」。

砂糖もお米もパンも麺類も、体内で消化されれば最終的に「ブドウ糖」として吸収されていきます。

この「ブドウ糖」が血糖値を上げ、余ったブドウ糖は中性脂肪に変換されて、体中の「脂肪細胞」に取り込まれていきます。

これが肥満の基本的な原理です。

お肉や卵は太る原因ではないんです。

カロリーは関係ない。

これを理解しておくことがまずは大事です。


たんぱく質不足
痩せすぎてしまっている人はたぶん、

・糖質の摂取量が知らぬ間に多くなっていて、
・一方でお肉や卵などの動物性食品が足りてない


状態なのだと思います。

糖質を太る原因ともいいましたが、同時にとりすぎた糖質は体内のたんぱく質とくっついてしまう「糖化」現象を引き起こしてしまうものでもあります。

糖質がくっついたたんぱく質は、本来の機能を停止、もしくは著しく低下させてしまいます。

要するに、たんぱく質が使いものにならない状態になってしまうわけですね。

たんぱく質は体のあらゆる部分を支えている「土台」でもあります。

筋肉もほとんどがたんぱく質でできています。

そう考えると、糖質のとりすぎは体の土台であるたんぱく質がなくなっていく、とも十分に考えられますよね。

だから痩せすぎてしまう。

50代になると、当然若い人たちよりも糖質を取り続けてきた年月が長いわけですから、その分より多く「糖化」されてもいることでしょう。

中年の人たちの体の特徴として、「お腹周りだけ贅肉がついて、手足などはガリガリ」という人たちもよく見ますが、それも糖質のとりすぎからきているのだと思います。

そして、その上でお肉や卵などの動物性食品をあまりとっていない。

太るからとか、コレステロールが気になるからという理由で控えめにしている人も多いと思います。

でもその考えはもう忘れてしまいましょう。

お肉は太る原因ではまったくないですし、卵のコレステロールもまったく気にする必要はないんです。

これは最近はよく知られてきていますよね。

食べ物から摂取するコレステロールと血液中のコレステロール値にあまり関連性はないと。

大体、私達人間の体内では元々、食べ物から摂取する分の何倍ものコレステロールを日々作っています。

むしろ、食べ物から積極的にコレステロールを取ったほうが、その分コレステロールを製造している肝臓を助けることにもなりいいんじゃないかという話もあります。

コレステロールは悪者でもなんでもなく、体中のあらゆる部分で活躍している、超重要栄養素です。

50歳を過ぎた方々は健康のためとお肉や卵などの動物性食品を避けている傾向にありますが、もうそれは「古い常識」として頭の中から取り除いてしまいましょう。

「常識」も間違っていることはよくあります。

そして、時代を追うごとにそれが段々解明されてきたりもする。

50歳をすぎて痩せすぎで困っている人は、一度今までの食に関する常識を考え直して、そして勉強しなおして見る必要があると思います。

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